メニュー

SGLT2阻害薬+DPP4阻害薬の併用に関する記事②

[2019.07.31]

こんにちは。丸山内科クリニック副院長の丸山康典です。
今週紹介する文献はLanet Diabetes Endcrinol 2019;7:429-41です。
DELIGHT試験という2型糖尿病の患者さんをA.B.Cの3群に分けてデータを見たものです。

A.プラセボ150人
B.SGLT2阻害薬のダパグリフロジン137人
C.SGLT2阻害薬のダパグリフロジン+DPP4阻害薬のサキサグリプチン137人

A.B.C群では全員にRAS阻害薬を使用しております。 上記条件で24週間観察。

主要評価項目は
Ⅰ.尿アルブミン/クレアチニン比 
Ⅱ.HbA1c

尿アルブミン/クレアチニン比で腎保護がどれほど期待できるかというのを評価してます。
尿アルブミン/クレアチニン比は尿中アルブミンの1日排泄量に近似でき、尿中アルブミンが多量に出るほど腎予後は悪化するといわれております。
それではその結果です。
Ⅰ.尿アルブミン/クレアチニン比については
A(プラセボ)vs B(SGLT2阻害薬のダパグリフロジン)ではP値は0.011 
A(プラセボ)vs C(SGLT2阻害薬のダパグリフロジン+DPP4阻害薬のサキサグリプチン)ではP値は0.0001未満

Ⅱ.HbA1cについては
A(プラセボ)vs B(SGLT2阻害薬のダパグリフロジン)ではP値は0.142で有意差無し
A(プラセボ)vs C(SGLT2阻害薬のダパグリフロジン+DPP4阻害薬のサキサグリプチン)ではP値は0.0001未満

一般的にはP値は有意差の程度を評価しており0.05未満を現代医学では有意差ありと慣習的に決められております。
HbA1cはダパグリフロジンonlyでは有意なHbA1cの低下はありませんが、サキサグリプチン(DPP4阻害薬)と併用すると血糖コントロールも有意な改善が見られたようです。

また腎保護の観点で見ると尿アルブミン/クレアチニン比についてもより強い有意差が出るみたいですね。
ちょっと長くなってしまいました。この結果については次回に感想を述べさせてもらいますね。

こんな記事も書いてます。良ければ目を通していただければと思います。
1型糖尿病とSGLT2阻害薬①
https://maruyamanaika.com/column/%ef%bc%91%e5%9e%8b%e7%b3%96%e5%b0%bf%e7%97%85%e3%81%a8sglt2%e9%98%bb%e5%ae%b3%e8%96%ac%e2%91%a0

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME