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体力がある=「健康」を証明する2

[2019.03.10]

おはようございます。昨日の腕立て伏せ可能回数と心疾患に関する記事の解説です。

(JAMA Netw Open2019;2:e188341) 

https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2724778

(対象)

 最終解析対象は、ベースライン時の身体検査を受けた消防士1,562例のうち、腕立て伏せ可能回数のデータが入手できた1,104例。18歳以上(平均年齢は39.6)

(結果)

1.10年の追跡期間中に腕立て伏せ可能回数が40回の男性は、10回以下の男性と比べて後ろ向きに検討すると心臓病(冠動脈疾患、心不全、心臓突然死)が96%少なかった。

(感想)

筋肉から分泌されるたんぱく質をミオカインと呼びその中にはアディポカインを始めとする抗動脈硬化作用のあるたんぱく質が複数あることが報告されています。

恐らく腕立て伏せ可能回数が多い→骨格筋の量が多い→ミオカインが多い→抗動脈硬化作用で心臓病が少ない、となったのかなと思います。

 

ただ、この研究は男性に限っており、女性を対象としておりません。

女性ホルモンは抗動脈硬化作用を有しており、女性ホルモンを有する女性でも同様に筋肉量の増加が抗動脈硬化作用を有するのか、さらなる研究が欲しいところです。

 

また比較的消防士という身体活動度の高い職業に限定していること、そして腕立ての回数が多い男性はジム通いなどをしており健康意識が高いと考えられ、他に禁煙や食事など健康的な生活習慣を有している可能性もあり(専門用語では交絡因子と言います)やはり完全に上記表題を証明できた訳ではありません。

 

しかし、患者さんが「体力がある方です」と言った時にはそれは健康上に有利であり、もっと体力を維持するような生活を応援する研究にはなりそうですね。

暖かくなってきましたので是非、活動的な生活を送り体力をつけることをおすすめします。

 

■当院では動脈硬化の検査として頸動脈エコーを行っております↓

https://maruyamanaika.com/%E5%90%84%E7%A8%AE%E6%A4%9C%E6%9F%BB%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6

 

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