メニュー

高血圧治療ガイドライン2019 ②

[2019.04.29]

こんにちは、高血圧についての記事です。
 新しいガイドラインで示された高血圧の基準値は従来通り、診察室血圧が140/90mmHgで、家庭血圧が135/85mmHgdでした。
 正常高値血圧(120~129/80mmHg未満)以上のすべての者は、生活習慣の修正が必要で、高リスクの高値血圧者および高血圧者(140/90mmHg以上)では、生活習慣の修正を積極的に行い、必要に応じて降圧薬治療を開始することが推奨されました(いずれも診察室血圧)。

 降圧目標は、診察室血圧が130/80mmHgで、家庭血圧が125/75mmHg。糖尿病患者、CKD患者(蛋白尿陽性)、抗血栓薬服用中の患者などの降圧目標も、従来通り130/80mmHg未満(家庭血圧は125/75mmHg未満)です。

 ただし、75歳以上の高齢者の降圧目標は140/90mmHg未満とより強化され、さらに併存疾患などによって降圧目標が130/80mmHg未満とされる場合、75歳以上でも忍容性があれば個別に判断して130/80mmHg未満への降圧を目指します。

 厚生労働大臣が2012年に告示した「健康日本21(第二次)」では、2022年までの10年間に国民の収縮期血圧の平均値を4mmHg低下させる(男性 138mmHg → 134mmHg、女性 133mmHg → 129mmHg)ことが目標に掲げられていました。

 地域での高血圧診療でもっとも重要なのは、患者・家族と医療チームが十分なパートナーシップを築き、降圧目標に到達するための具体的な治療計画を設定・共有することです。
 高血圧対策を実効を上げるために、医療機関、保健師、管理栄養士、薬剤師、地域の行政機関、地域の産業界などが、密接に連携・協働する必要があります。

 地域における高血圧対策で柱のひとつとなるのは、未治療患者の減少だ。高血圧の治療を受けていない有病者の数は1,850万人に上り未治療者での脳卒中からの寝たきり等の不幸な転帰を防ぐことが大切です。

日本人の食生活で大きな特徴となっているのは、食塩の摂取量が多いことです。イギリスでは、政府が主導し食品業者が商品の塩分制限の自主的な目標を設定し、食品の塩分量を徐々に提言した結果、成人の1日あたりの食塩節酒量は2006年には9.5gだっが、2011年には8.4gになり、15%の減塩に成功しました。これに合わせて、2003年から2011年の間に脳卒中・心臓病による死亡が約40%減少してます。
我が国でも減塩を推奨する官民共同の政策が少しずつ進んでおります。

身近な病気であり国民病とも言える高血圧ですが、更なる医療状況が改善されれば良いですね。

こんな記事も書いてます。良ければ目を通していただければと思います。

■高血圧は認知症の危険因子となります。
https://maruyamanaika.com/column/%E8%AA%8D%E7%9F%A5%E7%97%87%E3%81%AE%E4%BA%88%E9%98%B2%E3%82%84%E5%8D%B1%E9%99%BA%E5%9B%A0%E5%AD%90%E2%91%A1

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME