メニュー

認知症の予防や危険因子②

[2019.03.14]

1.Neurology,2005; 65: 545-551

https://n.neurology.org/content/65/4/545.long

 

65歳以上のアメリカ一般住民1,138名を対象とした研究で、高血圧・糖尿病・心疾患・喫煙の4つの危険因子の有無とアルツハイマー型認知症の発症との関連を検討していて、その結果、追跡開始時に有していた危険因子の数が多いものほどアルツハイマー型認知症の発症数は増加し、3個以上の危険因子を有するものは危険因子のないものに比して、3倍以上のリスクとなることを報告しています。

2.NEJM 2003;348:2508-2516
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa022252


地域在住の認知症がない高齢者469名を平均5.1年経過観察して、読書、パズル、ゲーム、カードゲーム、楽器演奏などの知的活動やテニス、ゴルフ、水泳、自転車、ダンス、散歩、階段の昇降、家内作業、ベビーシッターのなどの身体活動などの余暇活動の頻度と認知症発症の関係を調査。観察期間中に124名において認知症が発症し、読書、ゲーム、楽器演奏などの知的活動が認知症の発症数を減少させ、身体活動では、ダンスのみが発症数を下げた。

このように認知症の予防に関しては観察研究しか方法がとりずらく、さまざまな交絡バイアスを排除仕切れていないのが現状ではありますが、それでも決して体に悪いことを推奨しているわけではありませんので、予防のためにメタボリックシンドロームの予防や治療を行いつつ余暇活動に積極的に参加することは理にかなっているのかなと思います。

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME