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経口インスリンへの挑戦1

[2019.03.04]

こんにちは。みなさまはインスリンって知ってますか?これは人体で作り出させる物質の中で唯一血糖値を下げることが出来る物質です。

現在このインスリンという血糖を下げる物質(こういう作用を有する物質を総称してホルモンと呼んでます)が薬剤として広く医療現場で使用されており、インスリンの合成能力が低下してしまった糖尿病患者さんにとっては唯一血糖値を下げる力を持った、難渋してしまった治療の福音となってます。

糖尿病患者に世界で初めてインスリン注射が施行されたのは、1922年でした。
それまで糖尿病は高血糖昏睡→死に至る病でありましたが、長期に生存が可能となりました。
しかし問題点として飲み薬での投与ができないという問題のため注射療法が必要でありました。
世界中の研究者たちが経口インスリンの製造を試みてきました。
しかしながら研究は難渋しており最近では吸収促進薬を含有する経口持効型インスリン錠が、持効型インスリンと効果、有害事象ともに同等であることを示したものの(Lancet Diabetes Endocrinol 2019;7:179-188)https://reader.elsevier.com/reader/sd/pii/S2213858718303723?token=3E2428D0F51AF8782075F18CB1DC32DD4F2ABD8AD917234D0449571C4D4639519F80700E7B95892C1550C203F0CBE0FB


用量が多すぎて商業ベースでの製造が難しいとの判断から、開発中止となってました。
この問題の解決の糸口になりそうな記事がScience(2019; 363: 571)に掲載されておりました。
http://science.sciencemag.org/content/363/6427/571/tab-pdf


明日はこの記事について解説をしようと思います

 

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