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糖尿病と結核の関係③

[2019.07.06]

こんにちは。今日は前回の結核と糖尿病の関係ですね。

結核治療では糖尿病患者は治療中の死亡率は2倍に上がるが、メトホルミンの使用で非糖尿病患者と同様になるという記事でした。
discussionを読んでいるとメトホルミンのAMPキナーゼの活性化が関与しているのではという考察をされておりました。

後はメトホルミンは腫瘍領域では腫瘍攻撃の免疫細胞であるCD8Tcellを腫瘍細胞内での機能維持に補助的に働いているという記事が以前にあり、そのことがメトホルミンを使用していると癌死が減少することと関連しているという記事がありました。

なので、メトホルミンが何らかの免疫機能の改善に血糖降下作用以外を介して、感染症のコントロールに有効なのかもしれません。
さらに研究が進むことが期待ですね。

ですが、製薬会社から見ればメトホルミンは薬価が安すぎてまったく儲からないのでいまさら研究費も出ないようなお薬です。

しかし比較的若年者の肥満の糖尿病患者さんには一番に処方する薬で、正しい使い方をすれば非常に優れた薬剤であると考えてます。

近年いくつかの薬剤がコスト面からの製造中止、供給停止(製薬会社の利益が乏しい)になっており、製造中止にならないかいつも心配です。

薬価の高い新薬ラッシュの中、このような地味だけど堅実な薬もありますので、どうかこういったエビデンスの積み重ねにより国家としても適切な薬価設定を許可してほしいものです。

読んでいただきありがとうございました。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5848303/

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