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特発性肺線維症の抗線維化薬③

[2019.07.13]

こんにちは。副院長の丸山康典です。 今日は前回の肺線維症の記事ですね。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31150266
肺線維症の薬剤にはもはや、ステロイドは使用せずに抗線維化薬であるピルフェニドンとニンテダニブが使われるようになってきました。
抗線維化薬に関するうしろむき研究でどうやら治療開始初期2年に総死亡が減少し、急性期での入院のリスクも減少したという結果でした。

結果だけ見ると良いですね。初期2年間でしか総死亡が減っていないのは残念ですが、これまで何の手立ても無く、在宅酸素に向かうしか
無かった病気にこういった良い結果を残せるのは医学の進歩を感じます。

今後このような薬剤の投薬を受ける患者様も増えると思われますので、ピルフェニドンは光線過敏症や胃腸障害、ニンテダニブは胃腸障害などが主な副作用であるためきちんと把握しておかないといけませんね。

かつてAIDSは不治の病、治療法の無い病気として恐れられておりました。それが抗ウイルス薬の発達によりエイズを発症しても命を落とすケースは格段に減っていますし、早期に診断して治療を開始すれば死なない病気になっています。薬の服用を続けていれば、通常と変わらない生活が送れますし、仕事を続けることもできるようになりつつあるという時代になりつつあります。

いつかこの肺線維症もそいうった病気としていつのまにか疾患概念が変わる世の中になればいいなと思います。
今日も読んでいただいてありがとうございました。

こんな記事も書いてます。

間質性肺疾患の診断に関して②
https://maruyamanaika.com/column/%e3%81%82

 

 

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