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朝食を抜くと動脈硬化を進行させるのか

[2019.02.13]

スペインの2年ほど前の研究で、朝食抜きの食習慣は動脈硬化に関連することが示唆されておりました

https://reader.elsevier.com/reader/sd/pii/S0735109717393178?token=D458FC18694E87866F870FED8558D7DA3B78B36BBAF35D9650DFBBCAF5C95719218738E3D9537DCDD9C1CEB99AE0D965

 

Journal of the American College of Cardiology Volume 70, Issue 15, 10 October 2017, Pages 1833-1842

40~54歳の健康成人4,052例が対象で生活習慣、複数の血管画像、臨床的データを収集し、朝食のパターンと心血管危険因子および無症候性アテローム動脈硬化症との関係を検討。

 朝食のパターンを、
①朝食が1日の総エネルギー摂取量の20%を超える高エネルギー朝食(全体の27%)
②同5~20%の低エネルギー朝食(全体の70%)
③同5%未満の朝食抜き(全体の3%)の3群に分類。

朝食抜き群は高エネルギー朝食群に比べ非冠動脈性アテローム動脈硬化症(オッズ比1.55、95%CI 0.97~3.46)および全身性アテローム動脈硬化症(同2.57、1.54~4.31)の有病率が高いという結果でした。

空腹状態の持続もストレス・刺激になるでしょうから、統計的な解析をすると直接ではないものまで含め、種々のリスクを上げるという結果にはなると思います。朝食をしっかりたべようという健康意識のある群、というバイアスはあるかもしれませんね。
また、遅い時間の夕食や腹一杯の量の多い夕食’を改善することで、「朝お腹がすく、何か食べたい」に繋がってくることもあるのでは?

今回の結果は心情的には納得できるものですが、食生活に関する調査というのは、研究デザイン次第でいつでも結果が覆るので、なかなか信用できません。
さらにそのメカニズムを含めて研究が進歩していくことを願います

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