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心筋梗塞後の抗血小板療法について③

[2019.10.05]

こんにちは。今週は抗血小板薬についての臨床試験の紹介をさせていただきました。

結論を3行で書くと
1.プラスグレルとチカグレロルの比較試験ではプラスグレルでは1年後の死亡、心筋梗塞、脳卒中の複合エンドポイントにおいて優れる

2.プラスグレル群における主要エンドポイントの発生率の低さは、主に心筋梗塞が少ないためであった。

3.副次エンドポイントに設定された出血の多さはプラスグレルとチカグレロルで有意差が無かった。

心筋梗塞の再発抑制目的に抗血小板療法はessentialである反面、その副作用として出血イベントに注意を払わなくてはなりません。
この研究の気になる点は観察期間がたった1年間で心筋梗塞の再発にておいて有意差が出た事である反面、出血の有意差が無いとはいえ、1年しか観察がおこなわれておらず、長期の観察では出血イベントに有意差が出てくる可能性を捨てきれないということでしょうか。

出血イベントでよく問題となるのは抗血小板作用による医原性胃潰瘍や医原性十二指腸潰瘍ですので、胃薬を併用することも多々あります。

論文にて設定られた臨床試験の条件をきちんと読み込んで判断をしないといけませんね。

今日も読んでいただきありがとうございました。

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