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尾道プロジェクト その2

[2019.02.27]

今日は昨日の続きですい臓がん早期発見のための尾道プロジェクトを皆様とshareできればと思います。

広島県の尾道市医師会では2007年から中核病院と地域の開業医などのクリニックが協働で、予後不良で難治癌とされてきた膵癌の早期発見を目的とした『膵癌早期診断プロジェクト』を展開しています。

 1.まず地域の開業医ですい臓がんのリスクの高い人を症状の有無にかかわらず腹部超音波検査と腫瘍マーカー測定をする

2.ひっかかれば中核病院で精密検査をする

3.中核病院で精密検査がグレーであれば地域の開業医と中核病院が連携してフォローする 

早期診断例の増加は確実に予後の改善に繋がっており、プロジェクト開始以降、5年生存率は2007年以降の診断症例で約20%と大幅な改善を認めており、広島県平均8.5%、全国平均7.5%を大きく上回っています

これらの成果は、国内のみならず海外からも注目を浴びており、米国消化器病学会週間(DDW)、欧州消化器病学会週間(UEGW)での発表を得て論文化(J Gastroenterol. 50:147-154:2015.)されております

https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs00535-014-1026-z

 

 膵癌の早期発見は予後改善には必須であり、当院でも患者様の意向と相談しながら症状の無い症例でも腹部超音波検査を行うことがあります。腹部超音波検査は超音波は空気で遮断されるので、胃や大腸の検査はエコーではほとんど評価できないことや検査前の食事を抜く必要があるのが欠点ですが、すい臓だけでなく、肝臓、胆嚢、胆管、腎臓、前立腺などの複数の臓器を評価することが出来るコストパフォーマンスの大きい検査でもあります。

 個人的な感想としては腫瘍マーカーだけではすい臓がんの早期診断は難しいとされており、腹部超音波検査を併用することが効果が大きかったのではないかなと感じました。

 

■すい臓がんって?↓

https://maruyamanaika.com/column/%E5%B0%BE%E9%81%93%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88%EF%BC%91

 

 

■当院で行える検査について↓

https://maruyamanaika.com/%E5%90%84%E7%A8%AE%E6%A4%9C%E6%9F%BB%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6

 

 

■尾道プロジェクト(尾道市医師会)

http://www.onomichi-med.or.jp/outline/project.php

 

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