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家族性高コレステロール血症に対する小児期からのスタチン治療の有効性②

[2019.11.02]

こんにちは。副院長の丸山康典です。

今回、小児期にスタチン治療を開始した家族性高コレステロール血症患者の経過を報告した記事がNEJM誌にありましたので紹介しますね。
Luirink IK, et al. N Engl J Med. 2019;381:1547-1556.

https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1816454

①スタチンを服用した患者184人 VSその親(罹患者)
評価項目:39歳の時の心血管イベント罹患率 結果 1% VS 26%
→明らかに小児期よりスタチン治療を受けた群の心血管イベントが抑制されていますね。
これは本当にきちんと家族性高コレステロール血症の患者様がスタチンという薬を服用することのメリットが明らかということですね

②スタチンを服用した患者184人 VSその同胞(兄弟姉妹)(非罹患者)77人
評価項目:頸動脈内膜中膜肥厚の進行の平均値は、家族性高コレステロール血症患者が0.0056mm/年、同胞は0.0057mm/年。
(性別で補正後の平均差:-0.0001mm/年、95%信頼区間:-0.0010~0.0008)
→つまりこれは健常者と変わらない動脈硬化の進行という結果になり、これもスタチン治療の福音といえるのではないかと思います。

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