メニュー

共感的な医師からの治療を受けている患者は長生きする③

[2019.09.14]

こんにちは。丸山内科クリニックの副院長の丸山康典です。

今週の記事はAnn Fam Med誌. 2019; 17: p311-318.です。
研究の内容を簡潔に3行で書きます。

1.診断早期の2型糖尿病患者を10年間追跡
2.担当医の共感のレベルをアンケート調査
3.担当医の共感のレベルが高いと患者さんの総死亡が有意に低下し、心血管死亡に関しては有意差は認めず

どうしてこういう結果になったのかを、データを眺めながら考えてました。

1.共感度が高いと患者さんの視点で病気を捉え、服薬や、運動量の増加など治療に必要な生活習慣の改善・維持を順守させやすいのではないか

2.患者の声を傾聴できる医師は、患者が苦悩している真の理由を医師に打ち明けることができ、それによって臨床上の問題の対処が早期に可能になるのでは無いか

3.共感のスキルの高い医師はそもそも診療のスキルも優れていて、よりきめ細やかな治療方針の軌道修正が可能であるのか

思いつくのはこういった所でした。
個人的には患者さんへの共感には医師自身のメンタルや体調の調整も必要不可欠であると思います。

日本において勤務医は前日の日勤?当直?明けに外来 に突入する医師も多いと思いますし、かつては私もそうでした。
そのような状況では共感に費やすメンタルや体力はすでに尽きているというのか個人的な経験からくる感想であります。
また病院の利益のため2人の外来枠のところに強制的に規定人数以上の患者予約を入れるといった事も常態化しておりましたので、このような状況でも共感的な対応はお粗末なものになると思います。

今日も読んでいただいてありがとうございました。

<追記>

ハッピーマンデーを含む3連休ということで来週、再来週のブログは少し方向性を普段と変えてみようと思います。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME