メニュー

メトホルミンに関するニュース②

[2019.12.19]

こんにちは。副院長の丸山康典です。

メトホルミンに関する話題提供を今週はさせてもらおうかと思います。

2019年のメトホルミンの話題は先日の発がん性物質の検出以外には糖尿病学会のrecomendationの改訂ですね。

これまでメトホルミンは安価であり、エビデンス(血糖値を下げるだけでなく合併症も減らすことが統計的に認められている)のある薬剤で有り、適応のある症例では積極的な投与が望ましいとされてきました。

しかし一方、腎機能の低下した高齢者では乳酸アシドーシスのリスクが上昇するとされており、副作用のハイリスク群である高齢者には使用を避けるような注意喚起がされておりました。

いかに適切にメトホルミン使用するかについては処方する医師の十分な経験と教育が必要でありました。

今年、海外での副作用報告をもとにより適切な使い方についてそのメトホルミンに関する添付文書の改訂が行われました。

★(1)腎機能障害患者に係る禁忌は重度の腎機能障害患者(eGFR<30)のみとする。

★(2)経口摂取が困難な場合などの脱水のリスクや、過度のアルコール摂取には特に注意が必要である旨を追加するとともに、その他乳酸アシドーシスに関連する注意を整理する。

★(3)eGFRにもとづき腎機能障害患者に係る1日最高用量の目安を記載する。
eGFR (mL/min/1.73m2) 目安量ごとのメトホルミン最高用量
60≦eGFR<90 2,250mg
45≦eGFR<60 1,500mg
30≦eGFR<45 750mg

2019年はメトホルミンの処方量が変わった人や、開始になった方も多かったのではないのでしょうか。

長くなってきましたので続きはまた日を改めて、にいたしますね。
今日も読んでいただきありがとうございました。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME