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いつか尿検査が子宮頸がんの検診方法になるかも②

[2019.05.29]

こんにちは。丸山内科クリニックの丸山康典です。

今日は前回の続きで下記の文献をご紹介します。

BMJ Open(2019; 9: e025388)
https://bmjopen.bmj.com/content/9/4/e025388.long

前回までの内容を簡略に書くと、

・子宮頸がんの原因はHPVというウイルスである
・一般的には婦人科で塗抹標本検査が必要で羞恥心のため受診を忌避する傾向にある
・塗抹標本検査では無く尿で検査して検診として効果が期待できるか研究してみてよう!

今回の研究対象は、子宮頸がん検診で異常または疑い例と判断され、英・St Mary's Hospitalのクリニックを受診した女性104人(40%が25?29歳)。

対象から尿試料(自己採取)、腟試料(自己採取)および子宮頸管試料を採取し、Roche社とAbbott社のHPV検査キットを用いて検査を行いました。

 その結果、いずれのキットを使用した場合でも、全体の約3分の2でいずれかのHPVが検出され、約3分の1でHPV16型または18型が検出されました。

 Abbott社のキットを用いた場合、3種全ての試料から正当な結果が得られたのは104人中79人で、そのうち治療を要する前がん病変が検出されたのは18人。
18人のうち、尿試料から検出できたのは15人(83%)、膣試料と子宮頸管試料から検出できたのはいずれも16人(89%)でした。

 Roche社のキットを用いた場合、3種全ての試料から正当な結果が得られたのは104人中66人で、そのうち前癌病変の検出されたのは17人でした。
3種いずれの試料からも検出されたのは、17人中15人(88%)でした。

・塗抹標本検査では無く尿で検査してみてもそれほど結果は悪くなかった。ということですね

今日も長くなってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました。
明後日はこの研究に対する感じたことを述べてみますね。

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