メニュー

院長ブログ

スポーツドリンクについて(2020.07.01更新)

こんにちは。とうとう7月に入って夏本番となってきましたね。
今日の話題は夏場におなじみのスポーツドリンクについてです。

スポーツドリンクに関する医学記事をいろしろ調べてみました。

<スポーツドリンクは運動のパフォーマンスを向上させる?>

・一定の水分摂取(水分の種類に関する言及なし)は長時間サイクリングのパフォーマンスの低下をふせいでくれるようです。
(sports med 2017;47:2269-2284)

・炭水化物の摂取は、運動耐容能に重要です(Sports Med. 2011;41(9):773?792.)

・またカナダ小児科学会のHPによると
‥「激しい運動を60分以上持続して行う」場合、運動中にスポドリによる水分補給が推奨されています。
‥しかし運動後は水による水分補給を十分行うよう推奨されています。
(運動後にはスポーツドリンクではなく水で充分であると)
また60分以下の運動は、水による水分補給のみで十分です。

つまり激しい運動を60分以上する小児~思春期の方の場合はスポーツドリンク摂取のための科学的な根拠のある適応といえそうです。

<スポーツドリンクは健康に寄与しない?>

では反対にスポーツドリンクの研究で不健康に寄与する医学記事もかなり出てきました。

★心筋梗塞の発症は、1日1本飲む人は飲まない人に比べ男性は20%、女性は40%
20年間あたりの心筋梗塞のリスクが高いです(Circulation. 2012;125(14):1735-41)

★砂糖入り飲料を飲む人は飲まない人に比べて肥満のリスクが18%上昇するとされています。(OJM 2017;110:1299)

★虫歯が増えるという研究もあります。(J Dent Res 2014;93.8-18)

これらを見ると激しい運動を開始して60分経過しそれからさらに運動を続ける状況でも無ければスポーツドリンクの摂取が健康に良いとする科学的な根拠は乏しそうです。
なお糖尿病学会は有酸素運動として週に3回以上の有酸素運動を推奨しており1週間あたり150分程度としています。
運動時間が1回50分(150分÷3回)と考えるとスポーツドリンクの出番は無さそうです。

以上よりスポーツドリンクは「砂糖入り飲料」ですので、青少年の肥満や糖尿病に寄与するものです。
、アスリート、部活動する青少年が日本の夏に運動する状況には、推奨される水分補給法といえます。

 

<まとめ>


健康には水の方がベターという事を意識しつつ、長時間の運動により水分喪失により脱水が生じ得る状況には適宜スポーツドリンクを使っていきましょう。

今日も読んでいただいてありがとうございました。

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME