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院長ブログ

コレステロール ASCOT-LLA試験②(2020.02.06更新)

さて、今週はASASCOT-LLA試験の副作用報告を調査した論文です。

結果的には、よく言われる筋肉関連の副作用に関しては、盲検化の時期ではプラセボ群と有意差なく、非盲検化の時期では有意差が有るというものでした。

研究者の考察としては、スタチンによる筋肉関連の副作用はノーシーボ効果によるものでは無いかとのことでした。

*ノーシーボ効果(ノセボ効果):思い込みで有害な効果が出るという影響です。逆プラシーボ効果と言ったりします。

*プラシーボ効果:思い込みで良い効果が出る影響のことです。典型的には、偽薬による治療効果です。

簡単にいいますと、何を飲んでいるかわからない時期は副作用の報告に2群間に差はなく、
スタチンを飲んでいると分かってからは副作用の報告が増えたということです。
ですので、副作用が本当に多いと言うよりはノーシーボ効果を見ているのではないかという考察です。
(*プラシーボ効果か本当の薬理効果か調べるために、医学研究では二重盲検化無作為化比較試験が行われます。)

それでは土曜日にまた続きますね。今日も読んでいただきありがとうございました。

ちなみにこのASCOT-LLA試験は、早期中止となった試験です。

スタチン投与群での有効性が早期に確認され、(3年で21%のリスク軽減があった)これ以上試験を続けることはプラセボ群の患者さんの不利益につながると判断されたためです。

簡単に言うと、スタチンがとても効果的だから試験してないで早くみんなに処方しましょうという事で中止になりました。

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